大阪遠征:おみやげの話

各地に散らばっている親戚が一堂に会すると、さながら物々交換のごとくおみやげ交換会が行われる。

我々夫婦もちょっとした手土産を地元のデパートで買い求め、意気揚々と大阪に向かった。

去年の私の結婚式以来ほぼ1年ぶりに皆に会い、赤ちゃんを見せたり近況報告をしたりと楽しく過ごす。
そんな中、誰か一人がおみやげを取り出すと、それじゃあうちもと皆が次々にお土産を持ち寄ってきた。

以下、おおまかな居住地と持参したおみやげリスト。


叔母夫婦:関西、芦屋のクッキー

イトコ①:タイ、バナナチップス

イトコ②:ベルギー、トリュフチョコ




うちの両親:中国地方、地元の和菓子

兄夫婦:四国、地元の焼菓子(パイ的なもの)

我々夫婦:北関東、ほしいも



交換してる途中からうっすら気付いてはいたんだけど

あれ?なんか叔母さんサイドやけにオシャレじゃね?

そもそも住んでる場所も全体的にオシャレじゃね?

というかうちだけ断トツで田舎くさくね?

トリュフチョコと干し芋って対比すごくね?

こんなんだから日本国民から魅力が低い都道府県とか言われちゃうんじゃね?

でもほしいも美味しいからね、仕方ないよね?


そんな動揺が頭の中を駆け巡ったが、大人なので平静を保つ。
そしてなごやかに挨拶を終えて部屋に戻り、部屋の中で落ち着いてのたうちまわった。


ふと横をみると、旦那も同じようにのたうちまわっていた。