続・ザルツブルクに行った話

オーストリアザルツブルクへのプチ旅行話の続きです。

③サウンドオブミュージックの舞台
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ここザルツブルクは映画サウンドオブミュージックの舞台ということで、劇中にもザルツブルクの街中がちょくちょく出てくる。
旦那は実家にこの映画のビデオがあり、子供の頃から何度も見たという。
私は事前に見たことが無かったので当然サウンドオブミュージックには何の思い入れも無かったのだが、旦那の希望により映画のロケ地になった場所に何ヵ所か行ってきた。

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主人公のマリアが住んでいた修道院の前の道とか

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マリアが家庭教師先の子供たちと遊びに行ったミラベル宮殿とか


ちなみにザルツブルクにはザッハホテルという老舗のホテルがあって、そこで出しているチョコケーキがザッハトルテの発祥らしい。

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私もホテルの喫茶室でザッハトルテを食べてきた。
チョコが濃くてどっしりと甘く、添えてある生クリームはあっさり軽めでほとんど甘くなく、一緒に食べるとすごくおいしい。
サウンドオブミュージックの中でもこのケーキを食べるシーンが出てきた。


観たことないわりに内容をよく知ってるとお思いでしょうが
それは日本に帰ってきてからDVDをレンタルして観たからです。
行く前に観れば良かったなー!と思ったけれど、当初はオーストリアに行く予定は無かったので仕方なし。
そんなわけで上記の写真を撮った時はどんなシーンなのか知らなかったのだが
きっと修道院の前の坂道を歌いながら軽やかに駆けおりるのでしょうねぇなどと想像していたら
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実際には、シスターには不適合といわれて修道院を追い出されているシーンだったりで驚いた。
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画質が悪いけど参考までに。


ずいぶん昔の映画だけど、古臭さを感じさせないすごく面白い内容だった。子供たちがかわいいし。
あとドレミの歌とかエーデルワイスがこの映画発祥だということを初めて知った。


大佐が死んだ妻を思い出して悲しいからって子供たちに歌を禁じたわりには、子供たちの歌声に感動して速攻で合唱に歌いながら混じってきたり

7人兄弟の長子と末子の間には11歳の歳の差があるので、長女のリーズルは少なくとも11歳までは母親がおり歌も普通に禁止されてなかったはずなのに、歌い方どころか歌を1曲も知らないと言っていたりなど

細かいツッコミどころは多少あったものの、そのへんは観ている最中はさして気にならず楽しく観れた。

一番気になったのは大佐の男爵夫人への態度。
その日のお昼までは夫人と結婚する気まんまんで、子供たちにも「新しいお母さんだよ」とか紹介していたくせに
マリアが屋敷に帰ってきた途端に手のひらクルーですよ。
新婚旅行について話す夫人を遮って
「もうよそう」「お互い素直になろう」とか言ってて。

そこは「もうよそう」じゃなくて「申し訳ない」とかでしょうが!
どう見ても一方的な婚約破棄でしょうが!
合意の上みたいな感じに持ってっちゃって!
卑怯な男だよマッタク!

と、しばらくプリプリしていたわけですが。

その後よく考えたら、大佐は夫人の為にわざとそういう風に言ったのかなぁと。
大佐から一方的に振ってしまったら夫人のプライド丸潰れになってしまうから、面目を保つためにお互いの意思で婚約を取り止めた形にしたんだろうなーと思い直した。


という旨の大佐への思いと映画の感想を、一緒に観ていた旦那に熱く語ったのだが
「…へぇー」
という返事しかかえってこなかった。
不満だったので、あなたは大佐とマリアと男爵夫人についてどう思う?と尋ねたところ
子供の頃から何度も観たが、そんなことは今まで考えたこともなかったという。

なんて語りがいのない男め!と思った。



だいぶ話が逸れてしまったけれど
ザルツブルクはとても素敵なよい街だった。
いつかまた行ける機会があれば良いなぁ。