田舎は広いという話
うちの会社は定時が17時で、私はいつも定時ぴったりにあがらせてもらっているのだが
先日、珍しく遠方での会議に出席することになり帰宅が遅くなった。
保育園は18時を過ぎると延長料金が発生するので、そんな時はなるべく旦那に迎えを頼むことにしている。
旦那は基本的にいつも忙しいのだが、事前に打診しておくと出張以外では極力都合をつけてくれるのでエライ。
今回の会議は地区の女性内務が集まる勉強会だったのだが
県内に7つある支店からそれぞれ来るので、開催拠点以外はけっこう遠くから集まることになる。
うちの支店からは高速道路を使用して1時間ほどの距離だった。
私は近くの支店の人と、後輩の車に同乗させてもらって3人で一緒に行くことに。
後輩は県外の実家によく車で帰省しており、上手にスイスイと運転できるのだが
私ともう一人の同乗者はこの車社会において運転が苦手であり、高速道路なんてもってのほかという社会的弱者なので
今回は乗せてもらえて本当に助かった。
高速道路の合流のたびに
「すごいスムーズ!さすがー!」
「素晴らしい合流でした!」
と褒めちぎっていたら
最初は「いやいや、普通ですって」と謙遜していた後輩も
最後のほうには「先輩たち、褒めるふりして馬鹿にしてませんか?」と疑われてしまった。
本気で感心していたのに。
勉強会は滞りなく終わり、女性ばかりのせいか後半はお菓子交換会となった。
ちなみに課長がドヤ顔でシュークリームを出してきた時が、会議が一番盛り上がった瞬間だった。
帰り道も後輩の運転テクを褒めちぎりながら乗せてもらって帰ってきた。
20時すぎに家に着いたら旦那と娘が楽しくお風呂に入っているところで、
風呂上りのホカホカ娘に「あっ、おかあさんだ、おかえりー」と言ってもらい
基本的にいつも迎える側なのだが、たまには出迎えてもらえるのも良いものだと思った。
そういえば昨日、兄のところに次男が誕生したそうで大変おめでたい。
娘にとっては二人目のイトコになる。
お祝い何にしようかなぁ。
オートボタンを発見した件
ここ1週間くらいのことだけど、寝かしつけがものすごく楽になったという話。
これまで娘の寝かしつけをするにはいつも短くても30分はかかっていた。
横に寝転んで背中をトントンしたり、歌ったり、時にはこちらが先に寝落ちしてしまったり。
トントンするのも「左手も一緒に!」「やさしく!」「布団の上から!」などとけっこう細かい指示があるし
歌を歌えば途中でぶったぎられて別の曲を指定されるのもいつものことだし
21時頃にこちらが寝落ちすると夜中の変な時間に目がさめて眠れなくなったりするし
娘も眠たくない時は1時間くらい元気にベッドで跳ね回って夜更かしするし。
甘えて抱きついてくるのは可愛いし、毎晩仲良く触れ合える時間は楽しいけれど、
それはそれとして寝かしつけって時間かかって大変だし、毎日のことだからけっこうめんどいなぁと思っていた。
だけど寝るまでついていないときっと泣いちゃうし、ひとりきりじゃ眠れないでしょうと思い込んでいた。
そんな寝かしつけライフが一変した出来事。
先日、寝かしつけをはじめたばかりの時に旦那が帰宅した日があった。
普段はそのまま寝室から出ずに寝かしつけを続行するのだけど、その日はたまたま旦那に用事があったので、
娘に「ちょっとお父さん帰ってきたから行ってくる、いい子でねんねして待っててね。」
と言って寝室のベッドに一人で残していった。
ささっと用事をすませ5分ほどで寝室に戻ると、娘は私が出て行った時の体勢のまま、おりこうさんにベッドでじっと横たわっている。
一人で待てて偉かったねぇ、さぁじゃあ寝ようか。と言うと、さっきまで石像のようにおとなしくしていた娘が急に元気を取り戻し
キャッハー!とはしゃぎだしてしまった。
あれっ、さっきまであんなに静かだったのに、私が戻ってきたとたん急に元気になってしまった…
さっき独りにしたときすっごい静かに横たわっていたな…あのままにしといた方が寝るんじゃない?
むしろ今からまた独りにしてみてもいけるんじゃないか?
なので試しに、娘に「忘れ物してきちゃった!取りに行ってくるからちょっと待っててね。」と伝え再び独りにしてみた。
そしてそのまましばらく部屋に戻らずにいたら、娘は泣き声ひとつあげずに静かに眠りについていた。
えっ、なにこれすごくない?でもたった1回だし偶然かな?
そう思って、ベッドに入って5分ほどしたら一人にして出てくる、というのを翌日から一週間ほど続けているのだが
なんと今のところ毎日成功している。
最初は寝かしつけを切り上げて部屋を出て行くとき、娘が「行っちゃうの…?」と言ってきたので
寂しい思いをさせているのかな、とほんのり罪悪感を感じていたのだけれど
2、3日もすると「じゃあもう行くね」とベッドを出ると「うん、ばいばーい」とアッサリと別れられるようになった。
ちょっと楽すぎていまだに信じられない気持ち。
例えるなら、全自動の機能があるのに気が付かないで手動だと思い込んでいたような。
夜中に3時間おきに授乳していた新生児時代が洗濯物を手揉み洗いしていたようなものだとすると
トントンする寝かしつけで朝までグッスリの幼児期は全自動洗濯機を導入したくらい楽だなぁと感じていたけれど
洗濯が終わったら自分で干して乾かして畳まなきゃいけなくて、それはもう仕方の無い手間だと思っていたら
実は乾燥まで自動で終わるボタンがあった!くらいの感動。
家電も子供も、日々進化する毎日。
真っ赤ないちご
土曜日は娘の通う保育園の発表会があった。
前半に0・1・2歳児のクラスの部、後半に3・4・5歳児のクラスの部と分かれており
うちの娘は1歳児クラスなので朝の8時半ごろに登園した。
前半のスケジュールはこんな感じ。
①2歳児クラス男子の踊り
↓
②0歳時クラスのお遊戯
↓
③2歳児クラス女子の踊り
↓
④1歳児クラスの踊り
↓
⑤2歳児クラスの劇
トップバッターは2歳児クラスの男子総勢6名による踊りだったのだが
正直に言うと、先行きが不安になる出来栄えだった。
まず1人がステージに立つことを完全に拒否して舞台袖で先生に抱っこされて号泣しており
ステージ上の5人中4人は棒立ちで微動だにせず
かろうじて一人だけが、音楽にあわせてかすかに手を動かしていた。
観客の大人がたくさんいるし、いつもと違った雰囲気で緊張してしまったのだろうなぁ。
次の0歳児達は、まだまだ皆バブバブした雰囲気を醸し出しており
おててにマラカスを握らされると全員が一斉にシャカシャカふり出してほっこりした。
3番目は2歳児クラス女子によるハワイアンダンス。
女子は男子より数が多いらしく、10人くらいいた。
男子の踊りがグダグダだったので、3歳だしまぁそんなものかなと思っていたけど
女子のほうは全員がかなりちゃんと踊れていて逆に驚いた。
みんな笑顔で投げキッスまで出てきて、この年頃は女の子の方がずいぶんしっかりしてるんだねぇ。
その次はいよいよ我が娘の出番。
1歳児クラスはイチゴちゃんの踊りでした。
まーーーーかわゆいイチゴちゃんだこと。
ちょっと固くてぎこちなかったけれど、一生懸命踊れたんじゃないでしょうかね。
とりあえず泣かずにステージに立ってくれただけで大満足。
前半ラストは2歳児クラス全員による寸劇。
これは男女合同だったので、元気の良い女子に引っ張られる形で男子もそれなりに一緒に参加出来ていた。
そんなこんなで先生方の並々ならぬ頑張りの見えた発表会も無事に終了。
ひとつの出し物が大体5分くらいだったので、全部で40分ほどだった。
後半の部はスペースの都合上、保護者入れ替え制だったので見ることは出来なかったが
卒園を控えた5歳児の演劇とか、もう見ているだけで泣いちゃうかもしれんね。
流行にのる我が家
我が家にパンデミックが訪れた。
30日の夜に寝るまでずっと、娘は元気ハツラツでご飯もよく食べたのだが
夜中に突然嘔吐して、なんの前触れもなかったものだからすごく驚いた。
二時間おきに3回ほど吐き、発熱もしていたので次の日は仕事を休んで小児科へ。
朝には平熱にさがってけろりとした顔で朝ごはんを食べたので、どうしようかなぁと一瞬迷ったけれど
寝ている間に何回も吐くなんて滅多にないことなので、やはり心配で受診することにした。
結果はインフルエンザA型だったので、受診しておいて本当に良かった。
家に帰ると熱もどんどんあがってきたので、処方してもらったタミフルを飲ませてとりあえず寝かせる。
ちなみに旦那はこの日は出張中で外泊していた。
31日の夜くらいから、なんかどうも私も喉が痛いなぁと思っていたのだが、次の日の朝起きると症状が悪化していた。
これはもう完全にアウトだね…と思い、娘と1日ひたすら寝て過ごす。
本当は私も早くに病院へ行くべきだったんだろうけど、身体中が痛くて動かないなか病気の2歳児をかかえて行動できる気がとてもせず。
インフルエンザにかかるのはおそらく15年以上ぶりなのだが、こんなにしんどいのは久しぶりっていうくらいキツかった。
ぐったりとしている間、こちらの状況などまったく知らない母親から、ラインのトークにゴルゴ13についての死ぬほどどうでも良い豆知識がどんどんと投稿されており
心底黙れと思った。
思っただけで言わなかったけど。
1日の夜に、病原菌の蔓延する我が家へ旦那がご帰還。翌日、朝イチで病院につれていってもらった。
ゾフルーザという1錠飲んだだけで治療が完了する新薬が今年から出たと聞いて、それが処方されるのかな?とちょっと期待したけれど
私がかかった病院ではゾフルーザは扱っていないらしい。
処方箋を書くことは出来るそうだけど、別の病院に取りにいくのも面倒だし従来のタミフルで良しとした。
タミフルを飲むと嘘のように身体が楽になった。薬ってすごい。
私も娘も元気になってきて良かったなぁと思っていると、今度は旦那が喉が痛い頭が痛いと訴えだした。
一応寝る部屋を分けたり、日中換気したりはしていたのだが、やはり同じ屋根の下。
感染を止めることは出来なかったらしく、今度は旦那がインフルエンザにかかってしまった。
ただ、旦那は発熱まではせず比較的症状が軽いようなので、回復も早くて良かった。
そんなこんなで私の出勤停止期間もあけて、今日は一週間ぶりの出勤日。
娘の生活リズムもけっこう乱れてしまっていたから心配だったけれど、朝寝坊せず元気に登園できたので一安心。
私のほうは、支店に行くとエアコンが故障しており皆が寒さに震えながら仕事をしていた。
先週の金曜日にエアコンが壊れ、基盤から煙が立ち上っていたそうだ。
後輩が「今、職場がすごい寒いですよ」と教えてくれたので、おなかと背中と足先にカイロを貼っていき事無きを得た。
あと1日働いたらまた3連休。
明日にはエアコンの修理が来るらしい。
マイカーに感謝をこめて
先日、娘のパジャマをひとつ新調した。
ユニクロの安いフリースパジャマなのだが、フリース素材を初めて着る娘は
「ふわふわしてるーきもちいいねー」と喜んでくれた。
こないだまで受動的に服を着せられるがままだったのに、
自分で着られる上に、服の着心地について感想を述べられるようになったなんて感慨深い。
週末は車を購入してから初めての車検だった。
この車ももう3年も乗っているのだなぁ。
とはいえこのあたりの人が1年に1万キロくらい走るのに対し、うちの車は3年で1万キロちょっとしか運転していないのでだいぶ少ない方らしい。
去年の5月に復職して車通勤をはじめるまで10年ほどペーパードライバーだったので、当初は本当に運転が怖かった。
復職が近づいて来たときに、保育園や仕事のことよりも運転が一番憂鬱だったといっても過言ではないくらい。
保育園の送り迎えの時に事故にあって娘まで巻き添えになったらと思うと気が気でなかったし
事故を起こして途方にくれる夢も何度もみた。
そんな私ですが、今ではとりあえず毎日の通勤ルートは恐怖心を持たずに運転できるようになった。
駐車の時に擦ったり縁石にかるくぶつけたり、ちょこちょこと失敗はしているけれど。
こめて慣れることで油断が生まれるというし、熟知している道だからといって疎かにならないように気をひきしめないと。。
私が運転するのは平日の保育園と会社と近所のスーパー位で、休日や初めての場所はすべて旦那に任せきりなので
他の道の運転技術は一向に改善しないし恐怖心も克服できない。
それは承知しているのだけど、とにかく運転には危険がてんこもりなので固定のルート以外は極力運転したくない。。
私は車線変更と右折が大の苦手なので、知らない道はどちらの車線にいたらいいのか分からなくて落ち着かないし
車線変更しなきゃいけないタイミングに車がいっぱいで混じれなかったらと考えるともう気が遠くなるし
右折も、矢印の出るタイプの信号ならまだいいけれど、表示がなくてタイミングとか読んでいくやつは対向車が怖くてなかなか行けないし
こっちが進めなくて右往左往していると後続車にイラつかれてしまうのではという焦りもあるし
ナビを盲目的に信じていたら工事中で通れない道とかあって絶望のどん底に突き落とされるし
運転の荒い車に煽られたり、車間距離がそんなに無いのに強引に割り込まれたり、対向車が車線をはみ出してすれ違って来たりして涙目になるし。
なんか途中からわけのわからない愚痴になってしまったけれど
3年間頑張ってくれた我が家の車に感謝をしつつ、これからも末永く走り続けてもらいたい。
ありがとうアクア!
飴と鞭
最近娘が覚えた技で、こちらをぎゅっと抱きしめながら「だいすきー」と言ってくる可愛い攻撃があるのだが
この技をくらうと、すべての用事を中断して抱きしめかえさざるをえない。かわいすぎて。
夜に寝かしつけをする時、ある程度は歌ったりトントンしてやったりと寝かしつけらしきことを一通りすると、
大体は満足して寝てくれるのだけど
たまに興奮おさまらずにはしゃいだまま遊びたいモードになる時もある。
翌日に差し障るし夜更かしはさせたくないが、遊びに付き合っているといつまでも寝ようとしないので
そんな時はもう寝たふりをするか本当に寝てしまうかで、相手が諦めて寝るのを待つのに限る。
「お母さんはもう眠いから寝るね!おやすみ!ぐーぐー!」と言って相手をせずじっとしていると
布団の上から小さいかたまりがドサッと覆い被さって
「だいすきー」とささやいてくる。
これにはさすがに無視がしづらくて「えっ?だいすきなの?」とついつい半笑いで応じてしまい
な-んだ!お母さん寝とらんやんけ!となった娘が満面の笑顔で「だいすきなの!」と抱きついてきた。
なんて小悪魔的。
この可愛い攻撃は私以外にも父親である旦那相手にも行われる。
だが私にも旦那にも毎回必ずしてくれるわけではなく、娘の気分がのってる時しかしてくれない。
確率的には5回中1回くらいなのでまぁまぁ低いのだが、旦那も娘に「だいすき」と抱きつかれたくて必死なのでよくトライしている。
気分がのらない時の娘は塩対応が酷い。
両手を広げてハグ待ちの我々を横目に、「やんないよー」とプイッと顔を背けて澄ました顔で絵本を読んでみたり。
いぶかしげに眉をひそめて冷たい視線をよこしてみたり。
でもそんな塩対応も、それはそれでカワイイ。
たのしい2歳半
更新を先延ばしにしているうちに、パスワードを忘れたり面倒になったりしてすっかりブログから足が遠のいていたのだが
年も明けたことだし、気持ち新たに久しぶりにログインした。
去年は娘の保育園入園や私の復職など色々と状況が変化した一年であり、
その合間では娘が卒乳したり、文章を話したり、数を数えたりと着実に成長を見せてくれた。
いっちょまえの発言をするおしゃまな2歳半になって毎日たのしい。
たのしい発言や行動をなるべく覚えていたいので、今年はもうちょっとマメに更新したい。。。無理のない範囲で。
最近の娘はといえば、数を1から5まで数えることができるようになったのが嬉しくて仕方がないらしく、しょっちゅう指差し確認して数えている。
すこし前までは指をうまく操れなくて、2や3の時にフレミングの法則みたいになっていたり、左手を使って右手の指を曲げていたりしたものだが
一人で猛練習していた成果が出たのか、すぐに上手に数えられるようになった。
年末年始に両方の祖父母と会う機会があったのだが、どちらの家でも熱烈に可愛がってもらい、すっかり気をよくした娘。
別れたあと数日は寝言でも「おじいちゃんに会いたい」と呟くほどのおじいちゃん・おばあちゃんっ子になった。
今でも、オムツ替えでお尻を拭かれている最中に急に「おじいちゃんとおばあちゃんに会いたい」と言い出すほどには娘の心に爪痕を残した様子。
去年の12月にふと思い立っておままごとセットをあげてみたところ、娘に空前のおままごとブームが訪れた。
きっかけは『チーズくんのおいしいスープ』という絵本と一緒になったコンパクトなセットなのだが、朝からせっせと野菜を刻んではスープを煮込んでいる。
クリスマスに友達から追加でおままごとセットを貰い、さらにパワーアップした。
歌が好きなようで、色々な童謡を歌えるようになった。
きらきら星、どんぐりころころ、さんぽ、大きなくりの木の下で、犬のおまわりさん、ちょうちょあたりをよく口ずさんでいる。
こちらへのリクエストは「大きなのっぽの古時計」通称「おじいさんのうた」か「手のひらを太陽に」通称「おててのうた」が多い。
ところで私は歌が苦手で普通に音痴なのだが、旦那いわく、今の時点で娘のほうが私よりも正確に音程がとれているらしい。
寝かしつけをするときにいつもせがまれるので歌ってやるのだが、音痴の歌を聴かせ続けていて娘が音痴にならないかけっこう心配している。