朝の喧騒と三度目のゾロ目
3月も後半になり日中はだいぶ暖かくなってきたけれども、朝晩はまだまだ寒い。
毎朝の流れをざっくり書いてみると、だいたい6時半頃にまだ半分寝ている娘をリビングまで連れて行く。
さっきまでくるまっていた布団のぬくもりが恋しいのか「ちょっとさむいかもー」とよく言っている。
「さむい!」と断言せずに ”ちょっと”さむい”かも”とぼかすあたりが日本人っぽい。
とりあえずリビングのソファに娘を置いたらバサリとブランケットをかけ、Eテレをつける。 そうすると自分でモゾモゾとブランケットにくるまり、いい感じに顔を出してテレビを眺めている。
とりあえずリビングのソファに娘を置いたらバサリとブランケットをかけ、Eテレをつける。 そうすると自分でモゾモゾとブランケットにくるまり、いい感じに顔を出してテレビを眺めている。
この番組は美輪明宏が『みわサン』という太陽のキャラクターになったり、小錦が『コニちゃん』としてトゲトゲの生えた丸い着ぐるみを着ていたりと なかなかシュールな内容なのだが、2歳児をひきつける何かがあるようだ。
みわサン
私がテレビを観ずに娘のパンを焼いたりなどしていると、「おかあさんの好きなやつ、やってるよ!」と教えてくれる。
断じて好きなわけではないのだが。
朝ごはんを食べ終えて、順調にいけば7時くらいから着替えタイムに入る。
最近はなんでも自分ひとりでやりたがり、着替えもちょっかいを出すと怒られるのでじれったく思いながらも見守らざるをえない。
のんびりゆっくり10分くらいかけて着替えるが、ここで変に手を出すと15分はぐずられる。 今朝は特に洋服選びに難航し、10分かけても洋服が決まらなかった。
というか、娘が着たいと差し出してきたのが食事用のエプロンだったので さすがにこれ1枚で登園させるわけにはいかんよ…と思い却下したのだが、やはり号泣されてしまった。
すったもんだの末に7時半にはバタバタと家を飛び出して保育園にむかう。
本当は余裕を持って7時20分には出ておきたいところなのだが、この10分が毎朝難しい。
保育園までは家から車で10分ほどなのだが、出るときにぐずっていても車に揺られている間に大体ご機嫌になっているのが救い。
保育園に娘を預けたら自分の職場まで向かう。 距離にすると10キロ弱なのだが、渋滞していると30分以上かかってしまうときもあるので道が混んでいるとヒヤヒヤする。
こんな感じで毎朝あわただしく過ごしているのだが 夫の会社は私のところよりも出勤時間が遅く、なんならフレックス制なので定時ぴったりでなくても良いらしく 彼は毎朝8時過ぎに起きているらしい。
当然私が出勤する時にはまだ深い夢の中にいるのだが、その分帰宅も遅く、夫が帰ってくる頃には今度は娘が夢の中にいる。
そんなわけで、平日は夫と娘がすれ違い会えない日々が続いている。
ところで先日わたくし誕生日を迎えたのだけども、当日は夫が出張中で娘と二人だった。
ところで先日わたくし誕生日を迎えたのだけども、当日は夫が出張中で娘と二人だった。
娘にはまだ意味が分からないだろうと思ったが、とりあえず今日が自分の誕生日だという旨を伝えてみると 「嬉しい?」と返答があった。 まさか質問がくると思わなかったので、とっさに素になってしまい「いや…あんまりかな…」と答えてしまった。
意味がわからずたまたま言ったのかなと思い、もう一度 「お母さん今日お誕生日なんだー」と言ってみたところ
「おたんじょうび、嬉しい?」とやっぱり返ってきたので、どうやら娘はお誕生日を嬉しいものだと認識しているようだ。
娘の通う保育園では毎月お誕生会が開かれており、誕生月の園児は紙でできた冠をかぶったりして皆に祝ってもらっている。
娘の通う保育園では毎月お誕生会が開かれており、誕生月の園児は紙でできた冠をかぶったりして皆に祝ってもらっている。
推察するに、娘の中で『お誕生日の人』=『お誕生会の主役』=『嬉しいもの』という式が成り立っているのだろう。
だが肝心の『お誕生日がくる』=『ひとつ歳をとる』という部分はまだ理解できておらず。
3歳の誕生日が来る頃には解るようになっているのかな?