合いの手

少し前から娘が唐突に「娘ちゃんは2歳!もうすぐ3歳!」と言うようになった。
あと2ヶ月ちょっとで3歳になるので、言っている内容はもちろん正しいのだが 
こないだまでは確かに理解していなかったはずなのに、歳をとるというシステムをいつ把握したのか不思議。 


今週末からGWらしいけれども、私は4/30から5/3まで4日間出勤しなくてはいけない。

会社的に毎年のことなので仕方が無いとはいえ、今年は世間が10連休ムードで浮き足だっているのでつらい。 
まぁでも、3連休が2週続けてあると思えば普段よりは良いか。。 
後半の3連休は夫の実家に遊びに行ったり上京する予定があるのだが、前半の3連休は今のところ何も予定なし。 
遠出は難しいかもしれないけど、日帰りでどこか遊びに行きたいなぁ。 
中4日間については私はもう仕事を頑張るしか無いのだけれど、娘と日中二人きりになる旦那もわりと緊張しているようだ。 
これまでも二人で1日過ごしてもらうことはちょくちょくあったが、4日連続は初めてなので心配らしい。 
保育園のありがたみを今一度噛みしめて、何とか頑張ってもらいたい。 


ところでEテレの「にほんごであそぼ」という番組の中で、 金子みすゞさんの「私と小鳥と鈴と」という詩にメロディをつけた歌がよく流れており 
娘が最近その歌を気に入ってよく口ずさんでいる。 
私も、もともと詩は知っていたので一緒に歌ったりしていたのだが 
だんだん娘が歌詞を歌わずに合いの手に専念するようになってきた。 

私「すずとことりとそれからわたしー」 

娘「フー!」 

私「みんなちがってみんないいー」 

娘「フーゥ!」 

みたいな。 


いやいや、君が歌いなされよ。といつも思う。

自己評価

先週は娘が風邪をひいてしまい、1週間ずっと体調がグズグズだった。 
月曜はもとから有給をとる予定で、あわよくば娘が保育園に行っている間にどこか行こうかなぁなどと思っていたのだが 
月曜の朝から娘が発熱していたので、結局いつも通り家で休むこととなった。 
月曜のうちに病院にも行ったし朝は元気そうだったので火曜日は登園させたのだが、ぶり返して昼前に発熱してしまい、結局会社を早退してお迎えへ。 
なかなか治るのに長引いてしまい、この週は早退と有給を繰り返した。 

今期は職場環境にとても恵まれていて、いつ休んでも大丈夫なように甘やかされていたのだが 
そんな1年に渡る私の慣らし労働もいよいよ終わってしまう。 
メインで業務を担当してくれていた後輩が来月から異動することになり、その担当を引き継ぐことになった。 
正直なところ現在の担当業務がめちゃくちゃ少なくて、イレギュラーが起こらない日は暇を持て余すくらいだったので 仕事があるのは嬉しい。
嬉しいのだけど、これからも定時に帰れるのかなとか、保育園からお迎え要請が来たらどうしようとか、 後輩の代わりに異動してくる新人の教育を並行してやらなくちゃとか、いろいろ考えると少しだけ気が重い。 
だけど新天地に異動していく後輩や赴任してくる子はもっと不安だろうから、私が頑張らんといけんね。 

話は変わって、最近の娘が夫を驚かせた発言。
お風呂の中で身体を浮かすのが面白いらしく、浴槽のふちにつかまっては足をのびーっと伸ばすのが好きな娘。 
その様子を見ては「お魚さんみたいだね!」「人魚みたいだね!」「足が長くのびてるね!」などと盛り上げていたのだが、 すっかりそれで気を良くしたらしい。
夫が娘をお風呂に入れてくれた時にも同様に足をのばし、その状態で「にんぎょみたいでしょ?」と聞いてきたそうだ。 
また、あえて赤ちゃんみたく抱っこされては「バブー」と甘えてくることがたまにあるのだが 
湯船の中でもそうやって甘えてきたらしく、夫が「大きな赤ちゃんだね」というと
娘が「足の長い赤ちゃんでしょー?」と返してきたらしい。 
上記の発言を受けて、夫は「うちの子、自分のことを足が長くて人魚みたいと思っているんだね。」としみじみと言ってきたので
その責任の一端(というか大部分)は自分の発言であると気付いた私は少しだけ焦った。 
私の娘に産まれた時点で、足の長いモデル体型になる可能性は限りなく低いのに…。 
娘に申し訳ないねぇ、と私が言ったところ
夫は「足が長いっていうのは自分比っていうかさ、生まれたてに比べたら足は長くなってるから間違いじゃないよね」とフォローを入れてくれた。 

やさしー。


新旧の話

4月になり娘が1学年進級するに伴い、隣の教室へ移動することになった。 
隣に行くだけだからほとんど何も変わらないでしょ、と深く考えずに登園したところ 
1歳児クラスと2歳児クラスでは着替えや手帳などセットする場所が全然違っていて、勝手がわからず右往左往した。 
1歳児クラスの時は連絡帳や着替えなどは保護者と先生とのやりとりのみだったけれど、今年からは子供が自分で自分のカバンに入れて持ち帰るという形をとるらしい。
担任の先生の人数は去年も今年も変わらず4人だけれど、メンバーは全員変更していてちょっと寂しい気持ち。 
でも園内では変わらず働いているし、新しい先生も優しそうな方たちなので良かった。

寂しいといえば。
Eテレで『いないいないばぁ』『おかあさんといっしょ』『みいつけた』という子ども向けの番組が平日の夕方に放送しているので、娘が保育園を病欠した日などによく一緒に見ているのだが 
先月で『いないいないばぁ』のゆきちゃん、『おかあさんといっしょ』のよしおにいさん、りさおねえさん、『みいつけた』のスイちゃんが一斉に卒業してしまい、
4月から新しいキャストになったのでちょっぴり寂しい気持ちになった。
去年は1人も変わらずに全員が残留だったのに、今年は入れ替わりが激しい。
でも新しいキャストの子達もちびっこいのに一生懸命がんばっているのが分かるので応援したいですね。 

新しいといえば、新元号がとうとう発表されましたね。 
『令和』、けっこうカッコよくてすてきだなと思った。
職場に『平成   年』と印刷された領収証の在庫がたくさんあるので、それを使い終わるまでは手書きで令和と書き直すことになるであろう。 
画数が少なくて良かったよね。
私は昭和の終盤に生まれたので元号が変わったときの記憶は無いけれど、
大学や会社で平成生まれの後輩が入ってくると「平成生まれは若いわぁ」なんて言っていたものだが
平成28年に生まれたうちの娘も、20年後くらいに飲みの席で「令和生まれは若いわぁ」なんて言ったりするんですかね。
時代はめぐるって感じで面白い。 
ちなみに、言葉遣いが古臭いことに定評のある私ですが 
これまではよく「昭和っぽいね」などと言われてきたけれど、これもあと何年かすれば「平成っぽいね」と言われるようになるのかな? 
「平成っぽい」なんて言われたことないので、逆に喜んでしまいそうな悲しき昭和生まれ。

進級と鍋を焦がした話

早いもので娘が保育園に入園して一年が経った。
この3月は入園してはじめて、一日も早退もお休みもせず元気に過ごせた月だった。
健康ってすばらしいなぁ。

ところで2年ほど前に圧力鍋を手に入れてから、いろいろな物を煮たり蒸したりして愛用していたのだが 
頻繁に使っていたせいか、鍋のフタのゴムパッキンがゆるんできてしまったようだ。
密閉できないのは圧力鍋にとって命取り。 
早く部品取り寄せしないとなぁと思いつつも、まだ大丈夫かなと使い続けていたのだが、先日とうとうやらかしてしまった。 

肉じゃがを作るべく芋を煮ていたところ一向に圧がかからず、焦げた臭いに気付いてあわてて火を止めたが時すでに遅し。 
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見るも無残な姿になってしまった。
とりあえず生き残った芋を救出し鍋を洗ってみたものの、ガッチリと焦げ付いていて絶望する。 

一晩水につけたら、焦げてない芋はふやけて剥がれた。 

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しかし焦げそのものはビクともしない。
絶望の淵にいた私だが、焦げついた鍋には重曹が良いと聞いて希望を取り戻し、さっそく試してみることにした。
鍋の中に重曹を振りかけ、ぐつぐつ煮込んで放置すること数時間。 

しばらく置いた後に、鍋の中の水を捨ててみたところ
パッと見は何も変わっていないように見え、再び絶望しかける。 

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しかし良く見ると、焦げがモコモコと盛り上がっているようだ。
焦げをこすってみるとペリペリと剥がれ、つるんとした鍋底が見えてきた。

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嬉しくなって一生懸命剥がしたが、これだけ残ってしまった。

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これではまだ『焦げた鍋』の範疇から出ていない。
もう一度、焦げた部分に丹念に重曹をかけて煮込みしばし待つ。

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先ほどよりもまた更に綺麗になった。
けれど、ちっちゃい焦げがまだところどころについている。

というわけでダメ押しの3回目を実施。 

最後にスポンジで磨き上げたら、まるで新品のようにピカピカになった。

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圧力鍋、無事に生還。ありがとう重曹。 


イチゴが好きな話

娘は果物が大好きで、特にイチゴは瞬時に皿を空にするほど食いつきが良い。
調べてみると家から車で15分ほどでイチゴ狩りの出来るところがあったので、意気揚々と行ってきた。 
3歳未満は参加費無料らしく大人の料金だけで摘ませてもらえた。 
娘は好きなものは大人顔負けの勢いで爆食するので、申し訳ないくらい。 
私はイチゴ狩りは独身の頃に友達と一度だけしたことがあるが、子供を連れて行くのはもちろん初めて。 
前回はイチゴをムシャムシャと勢い良く食べていったら15分くらいでお腹がふくれてしまい、 制限時間30分とはいっても時間中ずっとイチゴを食べ続けるのはけっこうキツイんだなぁと思った記憶がある。
今回は娘の世話をしつつ合間に自分の分も摘んで食べるという感じだったので、30分があっという間だった。 
これまで娘はイチゴといえばヘタを切り取ってお皿に乗せられた状態しか知らなかったので 
その場で摘んで食べるというのに驚いて最初はとまどっていたが 
すぐにいつもの美味しいイチゴだということに気付き、積極的に摘んではせっせと口に運んでいた。

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ヘタも上手によけてておりこうさん。

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後半、娘の食べるペースが落ちてきたなという隙を見はからって自分もムシャムシャと食べた。
品種は章姫と紅ほっぺの2種類で、どちらも甘酸っぱくて美味しかった。 
時間になったのでさぁ帰ろうかとなったのだけど、娘はそんな大人のシステムは知ったこっちゃないので 
まだこんなにいっぱいイチゴがあるのに!?もう帰っちゃうの!?という顔になった。 

幸いなことに結構お腹がふくれていたみたいで 
「今日はもういっぱい食べたから、また今度イチゴを食べようね」と言ったら納得してくれた。 

ちなみにその日の夕方、晩御飯のしたくをしながら娘に何気なく「なにか食べたいものある?」と聞いたら 
元気良く「いちご!」と返ってきたので
午前中にあれだけ食べたのに!?と驚愕した。 

娘のイチゴ愛は底知れず。 


朝の喧騒と三度目のゾロ目

3月も後半になり日中はだいぶ暖かくなってきたけれども、朝晩はまだまだ寒い。 
毎朝の流れをざっくり書いてみると、だいたい6時半頃にまだ半分寝ている娘をリビングまで連れて行く。 
さっきまでくるまっていた布団のぬくもりが恋しいのか「ちょっとさむいかもー」とよく言っている。 
「さむい!」と断言せずに ”ちょっと”さむい”かも”とぼかすあたりが日本人っぽい。 
とりあえずリビングのソファに娘を置いたらバサリとブランケットをかけ、Eテレをつける。 そうすると自分でモゾモゾとブランケットにくるまり、いい感じに顔を出してテレビを眺めている。 
娘は毎朝6時35分から放送している『にほんごであそぼ』という番組が好きらしく、オープニングが始まると「娘ちゃんの好きなやつ始まったね!」と喜ぶ。 
この番組は美輪明宏が『みわサン』という太陽のキャラクターになったり、小錦が『コニちゃん』としてトゲトゲの生えた丸い着ぐるみを着ていたりと なかなかシュールな内容なのだが、2歳児をひきつける何かがあるようだ。 

みわサン

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ちなみに、この『にほんごであそぼ』の前にはいつもテレビ体操が流れているのだが 私が朝テレビをつけると毎回このテレビ体操が流れているので、娘は私がこれを観たくてテレビをつけていると思っているフシがあり 
私がテレビを観ずに娘のパンを焼いたりなどしていると、「おかあさんの好きなやつ、やってるよ!」と教えてくれる。
 断じて好きなわけではないのだが。 

朝ごはんを食べ終えて、順調にいけば7時くらいから着替えタイムに入る。 
最近はなんでも自分ひとりでやりたがり、着替えもちょっかいを出すと怒られるのでじれったく思いながらも見守らざるをえない。
 のんびりゆっくり10分くらいかけて着替えるが、ここで変に手を出すと15分はぐずられる。 今朝は特に洋服選びに難航し、10分かけても洋服が決まらなかった。 
というか、娘が着たいと差し出してきたのが食事用のエプロンだったので さすがにこれ1枚で登園させるわけにはいかんよ…と思い却下したのだが、やはり号泣されてしまった。 

すったもんだの末に7時半にはバタバタと家を飛び出して保育園にむかう。
 本当は余裕を持って7時20分には出ておきたいところなのだが、この10分が毎朝難しい。
 保育園までは家から車で10分ほどなのだが、出るときにぐずっていても車に揺られている間に大体ご機嫌になっているのが救い。 

保育園に娘を預けたら自分の職場まで向かう。 距離にすると10キロ弱なのだが、渋滞していると30分以上かかってしまうときもあるので道が混んでいるとヒヤヒヤする。 
電車は事故があると遅延証明書が貰えるけど、車は事故渋滞に巻き込まれても遅延証明書は貰えないからなぁ。 

こんな感じで毎朝あわただしく過ごしているのだが 夫の会社は私のところよりも出勤時間が遅く、なんならフレックス制なので定時ぴったりでなくても良いらしく 彼は毎朝8時過ぎに起きているらしい。 
当然私が出勤する時にはまだ深い夢の中にいるのだが、その分帰宅も遅く、夫が帰ってくる頃には今度は娘が夢の中にいる。
 そんなわけで、平日は夫と娘がすれ違い会えない日々が続いている。 

ところで先日わたくし誕生日を迎えたのだけども、当日は夫が出張中で娘と二人だった。 
娘にはまだ意味が分からないだろうと思ったが、とりあえず今日が自分の誕生日だという旨を伝えてみると 「嬉しい?」と返答があった。 まさか質問がくると思わなかったので、とっさに素になってしまい「いや…あんまりかな…」と答えてしまった。 
意味がわからずたまたま言ったのかなと思い、もう一度 「お母さん今日お誕生日なんだー」と言ってみたところ 
「おたんじょうび、嬉しい?」とやっぱり返ってきたので、どうやら娘はお誕生日を嬉しいものだと認識しているようだ。 
娘の通う保育園では毎月お誕生会が開かれており、誕生月の園児は紙でできた冠をかぶったりして皆に祝ってもらっている。
 推察するに、娘の中で『お誕生日の人』=『お誕生会の主役』=『嬉しいもの』という式が成り立っているのだろう。 
だが肝心の『お誕生日がくる』=『ひとつ歳をとる』という部分はまだ理解できておらず。
 3歳の誕生日が来る頃には解るようになっているのかな?



あかりをつけましょ

先週は娘が生まれて三度目のひな祭り。
雛人形を飾るのも三度目になるが、去年までと違って今年は初めて雛人形に反応をみせた。
保育園でもひな祭りのお祝いをしたらしく、雛人形を見つけた瞬間に「これ知ってる!」と顔が輝いて可愛かった。
娘に雛人形を見せながら「これ娘ちゃんのだよー」というと、「これ娘ちゃんの?」と嬉しそうにしていた。
その後、娘が保育園で作ってきたひな人形を指差して「これお母さんの!」と言ってくれたのでそちらは有難く頂戴した。

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そんなわけでこのひな人形は私のもの。
かーわいい。

毎年この時期には夫の両親が我が家に遊びに来てくれる。
遠方から会いに来てもらえるのはとても嬉しいもので、祖父母が大好きな娘も大喜びしていた。
お正月以来の再会だったが、2歳7ヶ月ともなれば流石に覚えているようで、会った途端に
「おじいちゃん!おばあちゃん!タッチ!」と元気よくハイタッチしてむしゃぶりついていた。

当日は朝から漁港に買い出しに行き、ひな祭りっぽくちらし寿司とハマグリのお吸い物をこしらえた。
普段は入れないけれど、今回はかわいくしようと思ってお吸い物に花の形の麩を入れてみたところ
お椀をのぞいた娘から「お花さいてるー」と喜びのコメントをいただく。
しかし娘にとっては花は食べるものではなく愛でるものらしく、麩はペッと残されてしまった。
具の菜の花も当然のように食べず、貝のだし汁だけを美味しい美味しいとすすっていた。
私も今でこそ菜の花や春菊は大好きだが、子供の頃は苦い草としか思えなかったしなぁ。

いつもは大体13時~15時くらいでお昼寝をする娘だが
こんなにお客がたくさんの楽しい日に寝てたまるものかといわんばかりに、体力の限界まで頑張っていた。
平日は保育園から帰宅後は寝るまでずっと私と二人っきりなので、必然的に私にべったりと甘えてくるのだが
この日はもう私には目もくれず、大忙しでゲスト達に甘えたりふざけたりしてはしゃいでいた。

大人がたくさん居るって本当に楽。

今日から1週間夫が出張で旅立ってしまうので、来週は私ひとりで頑張らねば。