進級と鍋を焦がした話

早いもので娘が保育園に入園して一年が経った。
この3月は入園してはじめて、一日も早退もお休みもせず元気に過ごせた月だった。
健康ってすばらしいなぁ。

ところで2年ほど前に圧力鍋を手に入れてから、いろいろな物を煮たり蒸したりして愛用していたのだが 
頻繁に使っていたせいか、鍋のフタのゴムパッキンがゆるんできてしまったようだ。
密閉できないのは圧力鍋にとって命取り。 
早く部品取り寄せしないとなぁと思いつつも、まだ大丈夫かなと使い続けていたのだが、先日とうとうやらかしてしまった。 

肉じゃがを作るべく芋を煮ていたところ一向に圧がかからず、焦げた臭いに気付いてあわてて火を止めたが時すでに遅し。 
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見るも無残な姿になってしまった。
とりあえず生き残った芋を救出し鍋を洗ってみたものの、ガッチリと焦げ付いていて絶望する。 

一晩水につけたら、焦げてない芋はふやけて剥がれた。 

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しかし焦げそのものはビクともしない。
絶望の淵にいた私だが、焦げついた鍋には重曹が良いと聞いて希望を取り戻し、さっそく試してみることにした。
鍋の中に重曹を振りかけ、ぐつぐつ煮込んで放置すること数時間。 

しばらく置いた後に、鍋の中の水を捨ててみたところ
パッと見は何も変わっていないように見え、再び絶望しかける。 

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しかし良く見ると、焦げがモコモコと盛り上がっているようだ。
焦げをこすってみるとペリペリと剥がれ、つるんとした鍋底が見えてきた。

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嬉しくなって一生懸命剥がしたが、これだけ残ってしまった。

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これではまだ『焦げた鍋』の範疇から出ていない。
もう一度、焦げた部分に丹念に重曹をかけて煮込みしばし待つ。

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先ほどよりもまた更に綺麗になった。
けれど、ちっちゃい焦げがまだところどころについている。

というわけでダメ押しの3回目を実施。 

最後にスポンジで磨き上げたら、まるで新品のようにピカピカになった。

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圧力鍋、無事に生還。ありがとう重曹。